モノより体験を買う時代

最近では、写真はスマートフォンで撮るという方が多いのではないでしょうか?
私もスマホ派です。先日何気なく、iPhoneのスタジオ証明をいう設定を選択してみると、まるで写真館で撮ったかのようなおしゃれな雰囲気の写真が撮れ、そのクオリティーの高さにとても驚きました。
「これはもう写真館は必要ないのでは?」と気になり、写真館についてネット検索してみると、「スタジオアリスが少子化でも増え続けるワケ」という記事が出てきました。

その記事によれば、子ども向け写真館の最大手「スタジオアリス」がこの10年間で店舗数・売上高ともに右肩上がりに成長しているとのこと。
その要因の1つとして、子どものハレの日に写真館に行くという行為に、顧客が価値を見いだしているということでした。

「写真館に行く」という行為を、「プロに撮ってもらった写真を手に入れる=モノを買う」と捉えると、スマホの進化により写真館は不要になると考えてしまいます。
それに対して、「七五三などの家族イベント=体験を買う」と捉えると、スマホ撮影でだけはちょっと味気ないです。

近年「モノより体験を買う時代」などと言われることがあります。スタジオアリスは「モノを売る」のではなく「体験を売る」ことにフォーカスして写真館というサービスを作っているからこそ顧客に受け入れられているのではないかと考えさせられました。

サービスを作るにあたっては、本当の価値が何なのかをしっかり考えることが大事だと改めて感じました。
会計事務所の本当の価値は何なのか?を考えて良いサービスを作っていきたいと思います!

長野靖久