支払手段とポイントについて
おはようございます。本迫です。
本日は支払手段とポイントについて書きます。
1.キャッシュレス決済の拡大
コロナ禍以降、現金で買い物をせずにキャッシュレスで買い物をする事が急速に普及いたしました。
中でも特に有名になったのはpaypayで、大型の還元キャンペーンと、
小規模事業者に対し手数料無料での決済ツール導入を掲げて急速に利用可能圏を広げ、
一般的な決済手段として定着しつつあるように思います。
(現在は大型の還元キャンペーンも事業者向け手数料無料サービスは行われていないようですが)
そのため、最近では対消費者向けサービスを行う場合に決済手段が、
現金のみとするお店は少ないように感じています。
BtoC事業者の多くはこのキャッシュレス決済を可能にする対応が求められる時代になったわけです。
なお、BtoBでは銀行振り込みか、口座振替か、クレジットカード決済が主流のままなので、
事業形態によって、支払方法の文化が違っているということがあります。
2.キャッシュレス決済とポイントの関係
ところで、消費者がキャッシュレス決済を好んで利用するようになったのはなぜなのでしょうか。
現金を持たなくて良いということもそうですが、ポイント還元が得られるのが大きいです。
利用額に応じてポイント還元が受けられる、という機能がキャッシュレス決済には基本搭載されています。
そのため、現金で支払いをするよりも、お得に買い物ができるというわけです。
僕らの仕事上では逆の視点、事業者の視点も大事なのでそちらもざっくり書いておくと、
事業者はキャッシュレス決済で入金を受ける場合、決済会社に手数料を払うことになります。
この手数料は、3種類ほど課金方法が存在しているはずで以下のものになります。
①決済ツール利用料・・・月額定額が多いと思われる。
②決済料金に割合でかかる手数料・・・3%程度のことが多い印象です。
③決済回数に応じてかかる手数料・・・1回いくらという請求パターンが稀にあるイメージです。
キャッシュレス決済には、このように事業者から手数料を徴収する仕組みがあるので、
その一部を決済利用者である消費者にポイント還元するという仕組みになっているわけです。
僕は安価のキックバックみたいなものだと思っています。
利用頻度を増やしてもらうことが決済会社にとっての儲けにつながるので利用を促進するための仕組みといえます。
3.そもそもキャッシュレス決済には何があるのか
最近の店舗での支払方法はとても増えており、決済可能方法の張り紙がすごい見栄えですよね。
個別にみると多いですが、大枠では以下の区分の決済手段があります。
①カード決済
カード会社に支払を立替してもらい、消費者はカード会社にお金を払う方法です。
VISA、JCB、MASTERCARDなどのカード会社ごとに利用できるかどうかが違う点も特徴です。
また、カード決済には、さらに下記の3つのパターンに区分されます。
(1)クレジットカード決済
後払いの決済手段です。
上述の通り、カード会社が先に支払ってくれて、その後消費者がカード会社に支払います。
(2)デビットカード決済
利用時払いの決済手段です。即時口座引き落としがされる仕組みです。
こちらは、カード会社を経由するだけで、支払はその場で発生します。
(3)プリペイドカード決済
前払いの決済手段です。
事前にカード会社に支払いを行い、その残高分をカード会社を経由して決済に利用できる仕組みです。
②電子マネー決済
交通系IC(SUICAやPASMOなど)、ID、楽天Edyなど。チャージしてから利用できる疑似現金です。
つまり、前払の決済手段です。対象機器やカードをかざせば決済が完了するという支払い方になります。
スマホに「おサイフケータイ」機能がついていれば電子マネーをスマホにチャージすることも可能です。
(上記①にもこのかざせば決済できる仕組みが搭載されつつあるのでわかりにくくなってきてますが)
また、QUICPayが電子マネーと同様の決済方法になっていますが、これはそもそもクレジットカードに
紐づいて利用できる仕組みのため、電子マネーの決済方法を借りたカード決済にあたります。
③コード決済
paypay、aupay、d払いなどが該当します。QRコードやバーコードを読み込んで支払う決済手段です。
これはコードを通しているだけなので、実質的な中身は、上記のどれかの機能を有しています。
多くの場合は前払方式です。残高にポイントが紐づいて存在しておりポイント消費を意識せずに
行える仕組みになっている点が上記の他の決済手段との違いといえます。
①や②の場合、決済手段で用いている資金とは別に何かしらのポイントが付くという仕組みであることが多いです。
④ポイント決済
現金の機能を有していませんが、ポイントのみでの決済も現実には可能なためここに併記しておきます。
楽天ポイント、Vポイント、dポイント、pontaなどの共通ポイントと
ビックカメラポイント、Amazonポイントなどの発行会社での利用しかできない個別のポイントがあります。
⑤商品券決済
キャッシュレスになってることはたぶんないですが一応記載しておきます。
前払決済手段とほぼ同じと言えます。
こちらは、値引きのクーポン券のような性質であることも多いです。
4.決済手段が多岐にわたる時代に考えること
実際にいくら払っているのかがすごく見えにくい時代になったなあと感じています。
①消費者としての視点
買い物をする際にどういった観点で値段比較をすればいいのか難しく感じます。
この店舗ではポイント還元がいくらあるから実際の値段は・・・と考えるわけで。
なので、値段で店を比較するのはいったんやめて、いつも使う店での支払手段ぐらいは最適化しておこう。
ということを私の場合は考えました。
②事業者としての視点
キャッシュレス決済が当たり前の時代になってきている以上は、販売商品の値段設計にはじめから
3%程度上乗せして販売し、決済手数料が問題なく回収できるように事業を回す必要があると感じています。
無理に現金払い限定などの対応を行った場合、潜在的顧客の減少にかなりつながってしまうのではないか
という懸念があります。つまりこの値上げ状態の価格で勝負できるビジネスを行う必要があります。
5.最近の自分の支払手段についての紹介
効率の高い仕組みを考えること自体が趣味みたいなものなので、人気の支払方法が登場したら、
負担の少ない範囲で新しい支払方法を試すようにしています。なので最近の支払方法を紹介します。
(ポイント界隈は改変が多くすぐに良い方法が変わるのでその瞬間にしか参考になりませんが)
①還元率10%超も可能:セブンイレブンなどコンビニ等での決済
三井住友ナンバーレスカードのタッチ決済を使用しています。
特典対象店舗の制約がありますが、条件を整えるとポイント10%還元程度受けられるようになりかなり変わります。
②還元率3%:スーパーなどでのレジ決済
バニラVISAカードを使用しています。カードをきる方式でしか払えないので、
カードを刺し込みタイプの決済機器しか導入していない店舗では利用できませんが、基本スーパーでは使えます。
この方法は、いわゆるポイ活としてのルート構築が必要ですが、僕の場合は3%還元のルートを用意してます。
楽天銀行のJCBデビットカード決済でFamiPayにチャージ(1%)(月30万円まで可能)
→FamiPayでPOSAカード(バニラVISAカード)購入(0.5%+1.5%:特定の日に限る。また月20万円まで可能)
→バニラVISAカードで決済(0%)
で計3%です。
プリペイドカードなので端数がカード残高に残りますが、Amazonギフトカードを購入して処理します。
なので、amazonもこのルートにしていて還元率3%が初期セットされた状態にして支払をしてます。
③還元率3%:生活費の楽天ペイ決済
②と途中まで同じルートで、楽天ギフトカードを買う方法です。
FamiPayのPOSAカード購入特別特典対象外なので楽天ギフトカード購入まででは1.5%還元になり、
楽天ペイ決済時に1.5%還元が追加で入ります。
(なお、iphoneがあればwaonを通すルート構築ができるので還元率がさらに上がります。)
※楽天ペイを使ったネット上での決済にはこの還元がつかないなど対象外がままあるので注意が必要です。
④還元率1.5%:電子マネー決済
モバイルSuicaを使用しています。
ビックカメラSuicaカードでチャージするとポイント1.5%還元になるのでこれを使ってます。
Suica自体が最大2万円までしかチャージできないので高額の買い物には使用できませんがまあまあ有用です。
⑤還元率1.5%:地方税などへの楽天ペイ決済
③と途中まで同じルートで、楽天ギフトカードを買う方法です。
地方税払いなどにあてれる点が有効です。
③とは異なり楽天ペイ決済時の還元対象外なので1.5%になります。
⑥還元率1.2%:クレジットカード決済(共通的利用)
リクルートカードを使用しています。
常時1.2%還元でわかりやすい還元率で他のカードより率が高いので使いやすいです。
⑦還元率1%:地方税、公共料金の少額決済
aupayを使用しています。
還元率1%のマスターカード社製クレカからのチャージが月5万円まで可能なので、これでチャージして、
aupayでコード決済してます。特定の日だと税金払いでも追加の還元が受けれるのでそれもメリット。
⑤のルートの方が還元率が良いですが、手間なので少額のときはこれで解消してます。
⑧還元率1%:小規模事業者店舗決済(paypay導入のみの場合)
paypayを使用しています。現金かpaypayだけしか使えない店舗がそこそこあるので。
paypayカードで払うようにしておけば、常時少なくとも還元率1%にはなります。
⑨還元率0%:現金決済
現金しか使えない場合の決済方法です。還元率0%です。
僕は現金払いを基本しないので、お財布にいつも1万円札を1枚だけ忍ばせて生活してます。
小銭も1枚も持ち歩きません。
6.さいごに
繁忙期なのでネタ出しを考えたくないなあという点から自分の趣味を書きました。
好きなことを書けば楽だなと思ったんですが逆に長くなって自分の首を締めました。
どこも出歩けていないのでおまけはなしで。