完全な理解とは

最近読んだ本に「6歳の子どもに説明できなければ、理解したとは言えない」というアインシュタインの言葉が書かれていました。
これを読んでなるほどな~と思う反面、自分の日々の仕事でこれが出来ているか、ふと考えてみました。

税理士という仕事をしているとお客様への説明は日常茶飯事ですが、税金という分野の性質上、どうしても専門用語や難解な言い回しが多くなってしまいます。
これをいかにわかりやすく説明できるか、日々試行錯誤しているのですが、お客様の理解力の高さに助けられている部分が大きいと思います。

そんな中、数日前に8歳の娘に「税金って何?」と聞かれたことを思い出しました。
どうやら学校で税金についての話があったようです。

「税理士にその質問をするとは笑止!」と、気合を入れて説明をしたところ、娘にポカーンという顔をされてしまいました。。。
隣で聞いていた妻からも「ちょっと何言ってるかわからないです」と冷静な顔で突っ込まれ、完全に撃沈しました。

冒頭の言葉通りであれば、自分は税金の本質を完全には理解出来ていない、、、
これは税理士としての根幹にかかわる、、、、
そんな危機感を原動力に今年も一年、日々精進しようと決意を新たにしました。

村田佳昭