年末の風物詩

明けましておめでとうございます。
新年早々、胃腸風邪で体調崩していた大八木です。

この時期はネットニュースで「除夜の鐘がうるさいとクレーム!」といった記事を見かけます。
近所で108回も鐘を鳴らされるとうるさいのかもしれませんが日本の風物詩が消えてしまうのではと思うと悲しい気持ちにもなります。

諸説ありますが108回とは煩悩の数といわれています。
108個も多いな!と子供のときは思っていましたが、欲にまみれているわけではありません。
仏教系の大学出身でしたので煩悩について少しご紹介します。

まず人間は、五感+心(六根)から様々な感情が湧いてきます。
耳、鼻、舌、身、意、眼

この感情は3つにわけられます。
好、悪、平

その感情がきれいかきたないかにわけられます。
浄、染

最後に、いつについてのことかにわけられます。
過去、現在、未来

これらをすべて計算すると、
6(六根)×3(好・悪・平)×2(染・浄)×3(過去・現在・未来)=108
となるのです。
(諸説あるうちの一説です)

煩悩まみれという言葉もあれば子煩悩という言葉もあり、煩悩は悪いことばかりではないようですね。

ちなみにこれらの字を組み合わせて一字で「ぼんのう」と読む字がネットで検索すると出てきます。
108画だそうですがあくまで創作です。
他にも四苦八苦(4×9+8×9=108)からきているといった色々な説がありますので気になる方は調べてみてください。


最後に、煩悩にまみれた犬のためにクリスマスケーキを作ったのでその写真を。
今年も犬煩悩で過ごします。

大八木