専門性を育てないという選択
おはようございます。本迫です。
本日はあえて専門性を育てないという選択をしていることについて少し書きます。
税理士業界ではよく一つの専門性を持つことが推奨されます。
これは、一つの分野で突出すればその分野で誰に聞きに行こうかなと考えたときに名前を思い浮かべてもらえるからに他なりません。
税理士は現在約8万人と少しいます。最近はWeb会議も浸透していますから誰でもいい案件であれば選び放題なのです。
ただ、税務は範囲がとても広いので、その中でもこれが知りたい。としたときに、思い当たる人はいない、もしくは、ほんの数人、ということがよくあります。
この思い当たるほんの数人に入ることができれば、営業せずとも顧客がくるため生き残りやすいわけです。
このような背景があるため、専門性を持つことを良しとする文化があるわけですが、僕はあえて持たないようにしています。
(強いて言えば強い分野は当然あるわけですが)
僕は税理士になろうと考えたときの気持ちを大事にしています。
それは「普通の生活をしている一個人の税金関係の問題を解決したい」です。
税理士の顧客ターゲットは通常は一般の方よりはお金に余裕がある層になることが多いです。
しかし、僕は普通のサラリーマンをしながら生きてる人や、一人二人で独立してるような人の税務に対応できるようにしたいと思っています。
要は小さな世界の税務がやりたいのです。
なので、事業スタートから軌道に乗るまでの入口の整備をすることに注力した後、もし会社が成長し大きくなった場合には、大きな会社を見ていける税理士や、その分野の専門性を有する税理士に任せていくようなことができていければいいと考えています。
なお、僕がその下地となる活動を一人でするようなことは自己満足に過ぎないため、そういった仕組みが作れたらということを想像しています。
現時点ではこの構想の中で働く人の生活が安定していけるビジネスを思い描けていないため、実現はまだまだ先になると思いますけどね。
そんなわけで、今後も専門的な能力を磨くのではなく、幅広く知識やつながりを増やしていくスタイルで活動していければと思っております。
では今日はこのへんで。
最後に、またお題と関係ないですが最近行ってきたエリアの写真でも。うちから電車で1時間ぐらいのところにある公園の一部です。「ポテくまくんの家」だそうです。横に窓があって、覗きこむとポテくまくんがいました。